嚙み合わせとは
体力がない、疲れやすい、元気がない、うつなどの身体や精神の不調、頭痛・目のかすみ・鼻炎・顎関節の症状・首筋のこり・肩こり・背中の痛み・五十肩・腰痛・手足の冷え・便秘・下痢・生理不順・生理痛・不眠・キレる・姿勢 が悪い・歩き方がおかしいなどのいろいろな不定愁訴に悩まされている患者様が国民の30%もいると報告されています。
従来このような症状を持つ患者様は、整形外科・内科・心療内科・歯科・整体師・カイロプラクティック・柔道整復師・鍼灸師などを訪れてきましたが、治療効果が得られない、さらには異常はない、原因が解らない、あるいは、更年期障害・自律神経失調症などとして放置されたり、投薬などの対症療法に終始する場合が多くみられ、日常生活に困難をきたすのみならず、生きることすら希望をなくしておられる患者様も数多く見受けられます。
大阪大学名誉教授の丸山剛郎先生は、永年の研究と臨床を通じて、これら種々の不定愁訴の原因がかみあわせ(咬合)の異常、正確に言うと身体に対する下顎のずれであることを見出しました。そして、これらの症状を咬合異常関連症候群、あるいは顎偏位症候群と名づけ、その診査、診断、 治療の方法-丸山咬合療法-を考案されました。
当院でも丸山咬合療法を取り入れた咬合治療を行っております。 丸山咬合医療による咬み合わせ治療は、全身健康顎位の獲得(全身に調和した健康に良い下顎の位置への是正)、咀嚼運動の改善(物を食するときの下顎の動きが正しくなるように導く是正処置)により、全身のアライメントが修正されて全身の体のゆがみの是正(姿勢の改善)、不定愁訴の改善、義歯の安定吸着、インプラント、補綴物の長期安定にもつながっており、虫歯、歯周病の予防にも有効です。
咬み合わせ認定医が治療を行います
当院の院長、副院長ともに日本顎咬合学会から認定された歯科医師です。患者様一人一人のお悩みに合わせて、より良い治療法をご提案します。
噛み合わせの検査
顎機能診断装置(シロナソアナライザーIV)
顎口腔機能の咀嚼・発語など客観的な検査・診断に使用する機器シロナソアナライザーIVを導入しております。 咬合治療のみならず、補綴やインプラントなど噛み合わせが関係する治療にも用い、より精度の高い治療を行っております。
アプライドキネシオロジー検査
スポーツ選手がマウスピースを使用することからもわかるよう、正しい噛み合わせは筋肉の本来持つ力を引き出します。アプライドキネシオロジー検査は筋肉の動きを見ることで正しい噛み合わせを発見する検査方法です。
姿勢ニュートラル法
ニュートラル法とは、咬合時の閉眼時姿勢において眼による姿勢の補正を排除し、主に咬合の影響(関与)によって生じる姿勢を調べ、重心線が可及的に両足の中間点を通り、体がいちばん機能しやすい機能姿勢を誘導する水谷歯科医院院長が開発した独自の方法です。 目をつぶった状態で身体を左右に揺さぶり安定する場所を探します。正しい噛み合わせであれば、身体の正面で停止します。
噛み合わせの治療法
患者様の症状によって、最適な治療法をご提案させて頂きます。代表的な治療法は以下になります。
スプリント装着 | MFA、MPA、スタビリゼーション型スプリント、ナイトガード、マウスピースetc |
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リシェイピング処置 | 正常咀嚼運動を目指した咬合面形態、および咀嚼運動の改善、咬合調整 |
補綴 | ラミック冠、金属冠、ブリッジ、インレー、義歯etc |